新日曜美術館 ミレー再発見“種をまく人”/NHK教育

いや、諸般の事情で日曜の番組を。
ミレーと言えば、『晩鐘』や『落ち穂拾い』を思い出す。昔、実家に飾ってあった絵で、後になって作品名と作者を知ったのだった。静謐な雰囲気が心に残った作品だった。
今回の番組は山梨県立美術館蔵の『種をまく人』の修復を中心に構成。空の部分が、下地の白+鮮やかな青+グレー、の重ね塗りされている、など。
そんな中、『ポーリーヌ・V・オノの肖像』が印象深い。ミレーの最初の妻を描いた肖像画だが、暗い色調の中に微笑とも何ともつかない表情を浮かべて立つ、なんとなく幸薄そうな撫肩の女性。
ゲストは筒井康隆氏。あまり繋がりに思い当たらないが、『鵞鳥番の少女』を所有していた(いる?)そうだ。