読了

祖国とは国語 (新潮文庫)
閉店間際の本屋に寄った際に、その店の売上げランキングの5位辺りに入っていたこの本を手に取り購入したのは、その特異な書名と(amazonの表紙イメージにもある)腰巻の推薦文からでした。
内容は、国語の重要性を説く『国語教育絶対論』が約80ページ、朝日新聞に連載されたユーモア溢れるエッセイ『いじわるにも程がある』が約50ページ、著者の出生地を訪ねる『満州再訪記』が約70頁。
『国語教育絶対論』では、知的活動の基礎、他者との意思疎通、論理的思考を支える国語こそが重要であると述べていて、同感。最近、『学習指導要領、「言葉の力」柱に 全面改訂へ文科省原案』という報道がありましたが、どうも遅きに失したような感じがあります。