晴子情歌/高村薫(isbn:4103784032)

第3章の4まで読了。
晴子が旧字体、旧仮名遣いで語る、大正末期から昭和初期の東北(筒木坂、野辺地)や北海道(初山別、土場など)での生活が興味深い。特に初山別における鰊漁の様子では、高度に組織化されたところや、活気に満ちているところが生き生きと描写されていて印象に残る。